グローバルなテクノロジー企業である HCLTechは、Astemoのソフトウェア・クラウドサービス事業を担う子会社であるAstemo Cypremos(以下「Cypremos」)と自動運転およびスマート車両のエコシステムにおけるイノベーションの推進に向けたパートナーシップを締結したことを発表しました。
複数年にわたる本提携の一環として、HCLTechはグローバルなエンジニアリング分野での豊富な知見と実績を活かしながら、HCLTechが独自に開発した次世代スマート車両向けの技術を包括的に活用してCypremosのソフトウェア定義型モデルへの移行を支援します。
HCLTechのエンドツーエンドのテストプラットフォームであるTestSphereは、ハードウェアへの依存を軽減し、検証プロセスを迅速化することで、Cypremosにおけるソフトウェア定義型車両(SDV)開発の加速を支援します。また、HCLTechは自動運転および運転支援技術の開発スピードを高めるための、柔軟なデータシステムの構築も進めていきます。さらに、生成AIを活用したサービス変革プラットフォームであるAI Forceと、カスタムのAIツール群を活用して、ソフトウェアの品質とシステム性能の向上を図ります。加えて、HCLTechのインテリジェントなクラウドエンジニアリング・ソリューションであるCloud Bridgeにより、リアルタイムかつマルチクラウド対応の検証環境を提供し、開発のスピードと信頼性の向上を図ります。
Cypremos代表取締役社長の三田村健氏は、次のように述べています。「今回の提携は複雑化・高度化するソフトウェア開発の課題を解決していきたいという両社の想いが一致することで実現しました。両社の共創によりSDV化する自動車産業がクラウド上の資産をさらに有効活用できるソリューションが提供できると確信しています」
HCLTech Japanの代表取締役社長である中山雅之は次のように述べています。「Cypremosとの協業は、自動車ソフトウェアの分野を再構築するうえで重要な一歩となります。HCLTechの統合プラットフォームと深い専門知識を活かし、Cypremosとの連携によって自動車業界のイノベーションを推進し、より安全でスマート、そして柔軟に適応可能な車両を大規模に提供できるように尽力してまいります」
HCLTechとCypremosによる今回の提携は、世界150か国以上にわたる数百万のエンドユーザーに新たな価値を提供することが期待されています。初期のパイロットプログラムでは、検証サイクルの大幅な短縮と投資対効果の向上が実証されています。
Astemo Cypremos について
Astemo CypremosはAstemo100%出資のSDVにおけるソフトウェア・クラウドサービス企業です。SDVプラットフォームにおいて,In-Car(車載システム)を超えたOut-Car領域でデジタルエンジニアリングの変革を牽引し、クラウド技術と通信技術を活用する次世代モビリティソリューションを通じSDV時代に求められる価値を提供するサプライヤーとして柔軟で幅広いシステム実現をめざします。
詳細は https://www.cypremos.com/をご覧ください。
HCLTechについて
インドに本社を置くHCLTechは、世界60カ国に223,000人以上の従業員を擁するグローバル・テクノロジー・カンパニーであり、デジタル、エンジニアリング、クラウド、AIを中心に、幅広いテクノロジーソリューションおよび製品のポートフォリオによって業界をリードするサービスを提供しています。金融サービス、製造業、ライフサイエンス・ヘルスケア、テクノロジー・サービス、通信・メディア、小売・コンシューマー製品、公共サービスなど、あらゆる主要業種のお客様に向けて、業界に特化したソリューションを提供しています。2025年3⽉までの12ヶ月間の連結売上高は138億ドルでした。詳細はhclteech.com をご覧ください。
HCLTech JapanのSNS(LinkedIn https://www.linkedin.com/showcase/hcl-japan/)でも情報を更新しています。
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Cypremos:
川嶋 敦
atsushi.kawashima.ko@hitachiastemo.com