サステナビリティレポート 2025–26サステナビリティレポート 2025–26

サステナビリティ
レポート 2025–26

HCLTechは、気候変動や水資源への取り組みから、人材・地域社会への貢献に至るまで、責任ある持続可能な事業活動を通じて長期的な価値を創出しています。

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FY26 ハイライト

55.84%

FY20年度比でScope 1およびScope 2の温室効果ガス排出量を削減

2040年

ネットゼロ達成目標。SBTiに基づく2030年目標は4年前倒しで達成

51倍

消費量の51倍水資源を補充し、その実績は第三者機関により検証済み

840万人以上

HCLFoundationの活動を通じてポジティブな影響をもたらした人々の数

着実な成果を実現した一年

気候変動への対応から地域社会への貢献に至るまで、FY26においてHCLTechは業界の新たなベンチマークとなる成果を実現しました。私たちは、成果そのものだけでなく、その成果をどのように達成したかも同様に重要であると考えています。

顧客価値

16億米ドル超

Ideapreneurshipを通じて、契約上のコミットメントを超える 16億米ドル超 の価値を顧客に提供

エネルギー

89.65%

データセンターで使用するエネルギーの 89.65% を再生可能エネルギーで賄い、総エネルギー消費量に占める再生可能エネルギー比率は 49.79% に到達

廃棄物管理

100%

自社キャンパスの 100% が「Zero Waste to Landfill Platinum」認証を維持し、廃棄物の 99%以上 を埋立処分から回避

水資源

475.7億リットル

FY26において 475.7億リットル の水資源を補充。1人1日当たり 10.68リットル という業界最低水準の水使用原単位を達成

HCLTechの中核にあるサステナビリティ
人材

50%

取締役会における女性比率は 50%。従業員全体に占める女性比率は 29.58% で、2030年までに 40% を目標としています

ウェルビーイング

2.08%

業界でも高い水準となる、売上高の 2.08% を従業員のウェルビーイング向上に投資

気候変動対策

4年

2030年のScope 1およびScope 2に関するSBTi目標を 4年前倒しで達成。2040年のネットゼロ目標に向けて順調に進捗しています

10.68

リットル/人/日、業界最低水準の水使用量

SBTi

短期・長期双方の気候目標で認定を取得した数少ないグローバルIT企業の一社

31%

FY20基準年比での総エネルギー使用量削減率

840万人

人々に社会的影響をもたらし、受益者の54%が女性

第三者機関からの評価

第三者機関からの評価

FY26には、サステナビリティ、企業倫理、人材への取り組みにおけるリーダーシップが評価され、世界で10の主要な評価・認定を獲得しました。

#1

#1

Professional Services部門において、インド本社企業として2年連続トップ評価

TIME World’s Most Sustainable Companies

3年連続

World's Most Ethical Companies®に選出

Ethisphere

MSCI AA

ESG評価においてリーダーグループのAA評価を2年連続で維持

MSCI ESG Ratings
ゴールド

ゴールド

2年連続で96パーセンタイルの評価を獲得

EcoVadis

4年連続

S&P Global Sustainability Yearbookに4年連続で選出

S&P Global

#6

ESGリスク評価において、209社のITコンサルティング企業中第6位

Sustainalytics

6年連続

「World's Best Employers」に選出

Forbes
Responsible AI Institute

初

Organizational AI Governance Verification Badgeを取得した組織

Responsible AI Institute

Purposeを軸とした取り組み

HCLTechのサステナビリティ戦略を推進するリーダーからのメッセージ

レポートの内容

本レポートは、GRIスタンダード(2021)を参照して作成した6つの章で構成されています。また、ESRS/CSRD、IFRS S1/S2およびSEBI BRSRとの相互運用性を踏まえた内容となっています。

01

概要

CEOおよびGlobal Head of Sustainabilityからのメッセージ、主要な実績・評価のハイライト、ならびにSDGsへの貢献状況を紹介します。

9ページ
02

ダブルマテリアリティ評価

CSRDに準拠したダブルマテリアリティ評価を通じて、バリューチェーン全体における重要なインパクト、リスク、および機会を特定し、事業戦略との関連性を示します。

17ページ
03

HCLTechのサステナビリティへの取り組み

気候変動対策とネットゼロへの取り組み、環境効率の向上、人材とインクルージョン、責任あるサプライチェーン、人権、ガバナンスおよび企業倫理について紹介します。

04

お客様とエコシステムのサステナビリティ

サステナビリティを起点とした顧客向けソリューション、気候変動に関する協働の取り組み、そして自社の枠を超えて社会的インパクトを拡大するパートナーシップを紹介します。

91ページ
05

地域社会への貢献とインクルーシブな成長

HCLFoundationによる20州・3連邦直轄領にわたる活動を紹介します。これまでに840万人を超える人々に貢献し、そのうち54%が女性です。

109ページ
06

ESGパフォーマンス指標

包括的なデータ集およびGRIコンテンツインデックスを掲載し、透明性の確保と各開示基準との整合性を示します。

129ページ

サステナビリティを支える6つの重点領域

6つの重点領域における着実な取り組みと、FY26において確認された成果をご紹介します。

  • 気候変動対策とネットゼロ
  • 水資源とリソース
  • 人材とインクルージョン
  • サプライチェーン
  • ガバナンスと責任あるAI
  • 地域社会

気候変動対策とネットゼロ

着実な取り組みにより目標を成果へと結実

Scope 1およびScope 2の温室効果ガス排出量は、FY20比で55.84%減少しました。これにより、SBTiに基づく2030年目標を4年前倒しで達成し、2040年のネットゼロ実現に向けて着実に前進しています。

−55.8%

FY20比のScope 1・2排出量(FY26実績:98,949 tCO2e)

−31%

FY20基準年比の総エネルギーフットプリント

49.79%

総エネルギーに占める再生可能エネルギー比率

934 tCO2e

FY26におけるEV従業員輸送による排出回避量

ネットゼロへの道筋:Scope 1+2排出量(tCO2e)
実績と2040年までの目標軌道
200k 100k 0 FY20 FY25 FY26 2030 2035 2040 224,094 121,975 98,949 11,205
実績排出量実績排出量
目標軌道(SBTi認定)目標軌道(SBTi認定)

水資源と資源循環

水資源管理における業界ベンチマーク

HCLTechは消費量の51倍の水を還元し、その成果は独立機関により検証されています。また、業界最低水準の水使用原単位で事業を運営するとともに、インド国内のすべての所自社キャンパスで「Zero Waste to Landfill Platinum」認証を維持しています。

10.68

L/人/日、業界最低の水使用原単位

47.57B

FY26だけで還元した水量(リットル)

99%+

インドのキャンパス全体での廃棄物転用率

155B

地域社会とともに累計で貯留した水量(リットル)

総エネルギー消費量と構成(GJ)
FY26には総消費量に占める再生可能エネルギーの割合が49.79%に上昇
FY24 985,172 FY25 940,693 FY26 916,465
再生可能エネルギー再生可能エネルギー
非再生可能エネルギー非再生可能エネルギー

人材とインクルージョン

人材を中心に

人材は、HCLTechの成長を支える原動力です。FY26は、業界をリードするウェルビーイングへの投資、成果につながるインクルージョン施策、そして大規模な人材育成への取り組みをさらに強化しました。

29.58%

従業員に占める女性の割合。28.81%から上昇し、2030年までに40%を目標

99.9%

育児休業後の復職率(女性)

81.6%

インドにおける出産後の定着率。70.53%から上昇

9.42M

FY26の総研修時間。5.82Mから増加、1人当たり25.84時間

成果を支えた取り組み

  • 売上高の 2.08% を従業員のウェルビーイング向上に投資。業界トップクラスの水準。
  • 取締役会における女性比率は 50%。多様性を経営層から推進。
  • 障がいのある従業員数が27.4%増加
  • T若手育成プログラム「TechBee」では女性比率が 36.8%。参加者の 22% が BITS Pilani および IIT Guwahati との提携プログラムを通じて学位を取得。
  • 「ParentPro」および「Momtastic」を通じて、職場復帰支援と育児支援を提供。
  • 37,500人を超える従業員が「Value Creation Portal」を通じて18,900件以上のアイデアを創出し、顧客に約16億米ドルの価値を提供。

サプライチェーン

責任ある、強靭なバリューチェーンの構築

脱炭素化における次なる重要課題は、バリューチェーン全体への取り組みです。HCLTechは、サプライヤーエンゲージメントと責任ある調達プログラムを通じて、持続可能な取り組みを拡大するための基盤を構築しています。

100%

サプライヤー行動規範およびグリーン調達方針の対象となるサプライヤーの割合

76.4%

環境パフォーマンス評価実施率
パートナー支出の76.4%(308社)を評価対象としています。

CDP “A”

サプライヤーエンゲージメント評価

1,134

サプライヤー向けに実施した能力構築セッション数

Scope 3:出量削減への重点的な取り組み

  • 出張および従業員の通勤による排出量が、Scope 3排出量の約82%を占めています。購入品および資本財に由来する排出量が残りの18%を占めています。
  • 従業員輸送の電動化を推進しており、ハイデラバードでは165台のEVが日常移動の80%をカバーしています。ベンガルールでは103台のEVを運用しています。
  • UN Global Compact(UNGC)の原則に基づき、バリューチェーン支出の76.4%を対象に人権評価を実施しています。
  • 利用可能になり次第、資本財調達における排出係数を製品レベルのデータへ移行する取り組みを進めています。

ガバナンスと責任あるAI

信頼、透明性、そして責任あるテクノロジーの実践

強固なガバナンス、倫理的な事業運営、そして透明性へのコミットメントは、HCLTechのあらゆる活動の基盤となっています。AIが企業変革の重要な基盤となる中、その活用においてもこれらの原則を徹底しています。

世界初

Responsible AI Instituteの「Organizational AI Governance Verification Badge」を取得した組織

3年連続

Ethisphereの「World's Most Ethical Companies®」に選出

50%

取締役会における女性比率

ISO 31000

COSOに基づくエンタープライズリスクマネジメント

FY26における主なコミットメント

  • EU AI Pactに署名し、AI Verify Foundationに参画。
  • UN Global CompactおよびThe Climate Pledgeに参加。SBTi認定を受けた1.5℃目標に整合する中間目標を設定し、2040年までのネットゼロ達成を目指しています。
  • 政治的中立を徹底し、政治団体への献金および直接的なロビー活動は行いません。
  • 取締役会レベルの委員会およびESG・DEI委員会を通じてESGを監督。
  • CEO Water MandateおよびWater Resilience Coalitionに参加し、ヤムナ川流域における取り組みを推進。

地域社会

事業の力を社会的価値の創出へ

HCLFoundationは、5つの主要プログラムを通じてHCLTechのCSR活動を推進しています。その活動はインド国内20州および3つの連邦直轄領に広がっています。

840万人超

これまでに支援貢献した人々の数、うち54%が女性

198.4億ルピー

累計CSR投資総額(約2.2億USドル)

76万5,000時間超

FY26における従業員ボランティア活動時間

1,220万人

EU19か国およびトルコでFEBAを通じて支援を届けた人々

FY26の主な成果

  • 累計で1,550億リットルの水資源を確保。FY26だけで475億リットル
  • 74,000エーカーの緑地管理と350万本超の植樹
  • 43,000人超の若者に21世紀型スキルを提供し、就職率85%
  • 女性主導の自助グループ10,000超が116,000人超の女性に影響
  • Haritの沿岸アクション:ゴーストネットおよび海洋ごみ120,833kgを回収し、181,797本の苗木を植樹
  • 第1回Harit Summitを開催し、105超の組織から250人超が参加

16の持続可能な開発目標(SDGs)への貢献

事業活動、人材、そして地域社会を通じた持続可能なインパクトを創出しています。各アイコンは国連が定めるSDGsの公式アイデンティティに準拠しています。

貧困をなくそうアイコン
貧困をなくそう

UdayおよびSamudayプログラムを通じて、貧困の世代間連鎖の解消と農村地域の生計向上を支援しています。

飢餓をゼロにアイコン
飢餓をゼロに

地域における栄養改善、食料安全保障、および持続可能な地域食料システムの構築を推進しています。

すべての人に健康と福祉をアイコン
すべての人に健康と福祉を

従業員のウェルビーイング向上と、地域社会における予防医療へのアクセス拡大に取り組んでいます。

質の高い教育をみんなにアイコン
質の高い教育をみんなに

公立学校におけるデジタルリテラシー、プログラミング、AIスキル教育の推進に加え、STEM人材育成を支援しています。

ジェンダー平等を実現しようアイコン
ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダー多様性の推進、女性主導企業の支援、および女性リーダーの育成に取り組んでいます。

安全な水とトイレを世界中にアイコン
安全な水とトイレを世界中に

Zero Liquid Discharge(排水ゼロ)キャンパスの運営と、地域社会における水資源の涵養に取り組んでいます。

エネルギーをみんなに そしてクリーンにアイコン
エネルギーをみんなに そしてクリーンに

再生可能エネルギーの活用、省エネルギーの推進、およびクリーンエネルギーへのアクセス拡大に取り組んでいます。

働きがいも経済成長もアイコン
働きがいも経済成長も

質の高い雇用の創出、継続的な学習機会の提供、および公正な労働慣行を推進しています。

産業と技術革新の基盤をつくろうアイコン
産業と技術革新の基盤をつくろう

サステナビリティの推進と強靭なデジタルインフラの実現に向けた技術革新を推進しています。

人や国の不平等をなくそうアイコン
人や国の不平等をなくそう

障がいのある人々へのスキル開発支援と、多様な人材のインクルージョンを推進しています。

住み続けられるまちづくりをアイコン
住み続けられるまちづくりを

LEED Platinum認証取得キャンパスの運営と、My Clean Cityプログラムを推進しています。

つくる責任 つかう責任アイコン
つくる責任 つかう責任

資源の最適活用、持続可能な調達、およびサーキュラーエコノミーの推進に取り組んでいます。

気候変動に具体的な対策をアイコン
気候変動に具体的な対策を

ネットゼロに向けた科学的根拠に基づく目標を推進するとともに、顧客の気候変動対応を支援するソリューションを提供しています。

海の豊かさを守ろうアイコン
海の豊かさを守ろう

Haritプログラムを通じて、放棄漁網の回収、マングローブの再生、および海洋生物多様性の保全に取り組んでいます。

陸の豊かさも守ろうアイコン
陸の豊かさも守ろう

植林、水辺環境の再生、および生息地の保全を推進しています。

制度とパートナーシップアイコン
平和と公正をすべての人に/パートナーシップで目標を達成しよう

企業倫理と人権を重視するとともに、CEO Water Mandateをはじめとするグローバルな連携に参画しています。

CSR 持続可能性 キャンペーン サステナビリティレポート 2025 - 2026